主な観光名所
〜金剛峰寺周辺〜
金剛峯寺(国指定史跡地域) Kongobu-ji Head Temple
金剛峯寺は、高野山真言宗の総本山で山上のほぼ中央にあります。
弘法大師が高野山を開創した当時、高野山全域を金剛峯寺と呼びました。
現在の金剛峯寺は、高野山第二世座主真然大徳(伝灯国師)の廟所で、文禄2年(1593)豊臣秀吉が亡母の菩提を供養するため木食応其上人に命じて建立された青厳寺・興山寺を明治2年に合併し、全国約3600ヶ寺の末寺を代表する総本山となりました。
主殿は、東西30間、南北35間の大建築で、大広間には狩野探幽の襖絵『松に群鶴』が、また豊臣秀次が自刃したという柳の間には狩野探斉の襖絵『雪柳白鷺』が描かれています。
主殿のほかに、皇族方の応接室になっている金色の書院上壇の間、奥書院、稚児の間とつづき、さらに廊下で奥殿別殿、新書院、経蔵、鐘楼と在り、背後の木立を借景に真然堂と護摩堂等が鎮まっています。
別殿からは砂の波紋が美しい蟠龍庭の眺めも楽しめます。
拝観時間:8時30分〜17時 ※受付は閉所時間の30分前までです。
料金:中学生以上500円 小学生200円
大師教会
苅萱堂 Karukaya-do Hall
苅萱道心と石童丸が父子を名乗らないまま仏道修行に明け暮れたという伝説ゆかりのお堂である。
『石童丸物語』は、高野聖によって全国津々浦々で語られ、堂内にはこの物語を彫刻であらわした額がいくつも掛けられている。
拝観時間:8時〜17時
女人堂 Nyonin-do Hall
女人禁制の昔、七つの登山口にはそれぞれ女人堂が設けられ参拝の女人は、これより入山が許されずこのお堂にて真言を唱えつつ夜を明かしたという。
明治5年(1872)、女人禁制が解かれたがこのお堂だけが今も残っている。
徳川家霊台(重要文化財) Tokugawa Mausoleum
三代将軍家光が20年の歳月を費やし、寛永20年(1643)に建立されたもので、徳川家康公と二代将軍秀忠公を祀っています。江戸時代の代表的な霊廟建築で、重要文化財。日光東照宮とは比較しがたい規模ながら、廟飾は黄金色にさんぜんと輝き、すみずみまで細緻な技法がつくされています。
拝観時間:8時30分〜17時 料金:200円