精進料理
精進料理は、肉食を禁じたきびしい戒律のなかで、長い歳月を費やしてあみだされ、工夫を重ねてきました。自然の風味を丁寧に生かしたその味には、高野山の食生活の歴史が息づいています。
どの宿坊でも必ず食膳に並ぶのが胡麻豆腐と高野豆腐で、貴重な蛋白質、栄養源となっており、見た目、味とも各宿坊で工夫されています。
 
 
  高野豆腐
高野山の厳しい寒さと、過酷な生活条件のなかで、高野の僧の素朴な知恵から生まれた保存食品。
胡麻豆腐
炒った白胡麻を潰し、くずとあわせて煮こんで作る。独特の粘り気は、炒った胡麻を十分に潰すからであり、心をこめて作る精進料理の真髄がうかがえます。
 
  胃腸薬など
弘法大師が唐に留学した際に伝授されたといわれている胃腸薬で、何種類もの薬草を使った漢方薬。その他に、数珠・経木・お守・仏具など。
高野槙
わが国特産の植物で、仏前の供花として、おみやげに枝葉が売られています。